独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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当院の仕事のご紹介

当院の仕事のご紹介

file.07 臨床心理士(CP)

 「臨床心理士」という職業を知っていますか?心のケアが叫ばれるようになって久しく、一度は聞いたことがあるという方も多いかと思います。

 現在、私はそらいろの丘病棟で臨床心理士として働いています。そらいろの丘病棟は、児童思春期のこどもを対象とする閉鎖型の精神科病棟です。
 病棟での臨床心理士の専門的な仕事として「心理検査」「カウンセリング」があります。
 心理検査では、患者さんの知的レベルや心の状態を見ていきます。検査により、ストレスの受け止め方や、対人関係のパターンがわかることもあり、支援の参考にしています。
 カウンセリングでは、対話によって内省や気付きを促したり、時には箱庭という道具を用いて心の表現を行ってもらうこともあります。
 思春期はデリケートな時期であるため、患者さんの状態に合わせて柔軟に対応しています。臨床心理士の役割も「教育・指導する」「伴走者となる」「後ろから見守る」など、多様です。

 その他に、患者さん達とレクリエーションを楽しんだり、病棟のケースカンファレンスに参加しています。
 私は、日頃から他職種との連携を大切にしています。病棟では、医師や看護師、精神保健福祉士などによるチーム医療を実践しています。よって、他職種の方が理解しやすいように、臨床心理士としての自分の考えを伝える工夫をしています。
 しかし、心理的な関わりは目には見えづらく、すぐに効果があるものでもないため、自分の果たすべき役割に迷うこともあります。そんな時はお世話になっている大学の先生の「病棟では心理士は上手く漂うことが大切だよ。」という言葉を思い出しています。(個人的には普段は空気のように見守り、必要な時に的確な支援が出来る人が憧れです。)
 常に「この人にはどういう援助が必要か」「どうしたら今より安定した生活が出来るか」という視点を持ち、陰から患者さんを支えていきたいと思っています。
 気になることがありましたら、いつでも声をかけてくださいね。

<2016.10>

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