独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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診療科のご紹介

小児アレルギー内科

■診療紹介
現在火曜日、木曜日の午前に予約制で紹介患者さんを優先して行っております。
アレルギー疾患はその日の体調や、ちょっとした風邪などをきっかけに悪化急変することがよくあります。かかりつけ医の先生との連携を密にして一緒に治療をしていきたいと考えておりますので是非、かかりつけ医からの紹介状をご持参ください。
治療により症状が軽快、安定した方はかかりつけ医へ逆紹介させていただいております。ご了承ください。
■主要な疾患について
気管支喘息
…気管支喘息とは発作性に喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を伴う呼吸困難を繰り返す疾患で、気道が慢性炎症を起こし、狭窄する(狭くなる)ことが原因です。
成長とともに良くなることもありますが、炎症が続くと気道のダメージが強く治りにくくなり、成人喘息へ移行したり、重症化して死に至ることもあります。気道のダメージが少ない小児期にきちんと治療を受けることが重要です。
当科では朝晩の咳や、走った後のせき込みも全くなくす、『積極的ゼロレベル維持療法』を基本としています。ガイドラインに沿った治療を行い、肺機能検査やピークフローモニタリングを積極的に行い治療の指標にしています。
アトピー性皮膚炎
…アトピー性皮膚炎とは難治性の湿疹性皮膚疾患です。小児の皮膚は角質層が薄く、皮脂の分泌量が少ないため乾燥しやすく、汗もよくかくことから湿疹ができやすいといえます。なかなか良くならない、痒みがひどく眠りが浅い、浸出液(じゅくじゅく)が出る等の症状があればぜひ早めに受診してください。乳幼児の場合、ミルクや食べ物が原因になっていることも多く、検査を行い、必要に応じて除去食等が必要になることもあります。
スキンケアの方法や環境整備、薬の説明などパンフレットを用いて分かりやすく説明しております。ただ、マスコミの影響や、誤った使用法で悪化し、ステロイド軟膏を強く拒否する患者さんが存在します。丁寧に説明し正しい治療を行ってもらえるよう説得しますが、どうしても拒否感がある場合、時間はかかりますがステロイド軟膏を使わず必要なら入院で治療する場合もあります。
食物アレルギー
…乳児全体の10%は食物アレルギーを持っているという報告がある程、よくある疾患ですが、アトピー性皮膚炎の原因になったり、アナフィラキシーショック(蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下などが重複して起こる)により死に至ることがあるため、きめ細かい問診、診療が必要です。乳児期は卵、牛乳、小麦が3大アレルゲンですが、思いもよらない食品がアレルゲンになっていることがあるため、血液検査だけでなく、食物除去、食物負荷試験などを行い、アレルゲンを特定します。除去は必要最小限となるよう心がけ、除去解除の際は原則病院で食物負荷試験を行っています。8~9割の方が問題なく食べられるようになります。漫然と除去を続けている方はご相談ください。
また、栄養価の高いものを成長期に除去する必要があるため、食物日誌をつけていただき、管理栄養士による代替食品などの指導を行っています。また、定期的にアレルギー食講習会を開き、アレルギー用食品の試食や、調理実習を行っています。
※食物アレルギー教室についてはこちら…PDFが開きます
※香川県アレルギー緊急対応マニュアル…PDFが開きます
※香川県アレルギー緊急対応マニュアル(家庭版)…PDFが開きます
※香川県アレルギー緊急対応マニュアル活用方法…PDFが開きます
※個別シート&症状チェックシート…PDFが開きます
※エピペンの使い方《香川県》

その他
…急性、慢性蕁麻疹・術前の気管支喘息のコントロール・予防接種時の皮内テスト・反復性喉頭炎等の治療を行っています。
運動誘発喘息や、食依存性運動誘発アナフィラキシーに対する、負荷誘発試験等も行っています。
■スタッフ紹介
木下あゆみ きのした あゆみ
小児アレルギー内科医長
● 喘息、アレルギー
小児科学会専門医/アレルギー学会専門医
平場一美 ひらば かずみ
小児科医師(非常勤)
● 喘息・アレルギー
小児科学会専門医・指導医/アレルギー学会専門医・指導医