独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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診療科のご紹介

小児循環器内科

■診療紹介
循環器内科の守備範囲はほとんど、先天性心疾患が占めています。その他に川崎病、不整脈、心筋症、心筋炎、弁膜症、原因不明の失神、胸痛、学校心臓検診などを診断・治療しています。当科の特徴のひとつに患者出身地の広域性があり、香川県を主体に、高知県、愛媛県、徳島県から患者さんが紹介されてきます。
■主要な疾患について
心臓超音波検査
…比較的患者さんに苦痛を与えず繰り返し心臓の構造、機能を調べる検査です。超音波診断装置の高性能化および小型化に伴い、外来だけでなく病棟に出向き検査することもあるため、件数は年間3000件を超えています。
心臓カテーテル検査
…心臓超音波検査以上に高度な経験と知識が要求される検査です。従来は診断的目的で施行されることが多かったのですが、近年の手術技術の進歩およびカテーテル技術および素材の進歩に伴い治療目的や、治療に併用したカテーテル検査が多くなっています。当院における心臓カテーテル検査は年間約140件、カテーテル治療が40件でカテーテル検査件数が増加しています。カテーテル治療の主体は、経皮的カテーテルバルーンによる狭窄部解除術と側副血管や動脈管開存にコイル塞栓術です。2013年度より当院はASD(心房中隔欠損)、PDA(動脈管開存)に対してカテーテル治療が可能な施設認定を受けることができました。
周産期・新生児心疾患
…2003年に総合周産期母子センターの開設と同時に、胎児心臓病に対して産科と協力して診断・管理を行っています。2004年に胎児心エコーは171例、のべ265回の検査が行われ、20例の胎児心疾患を認めました。
新生児心疾患の手術成績
…先天性心疾患の中で、新生児開心術の成績がその施設のレベルを反映します。1994年より1998年の5年間の平均生存率は約80%(1997年の胸部外科学会全国調査によれば65%)と他のこども病院と比較しても非常に良好と思われます。2004年度はNICUで入院治療した例は39例でそのうち23例が手術を必要としました。
川崎病
…川崎病は毎年20~25例の入院があり、0~1例ぐらい後遺症を残すことがあります。現在、急性期の治療は川崎病急性期治療のガイドラインに従って行っています。ここで大きな問題は川崎病罹患児で既に成人になっている人の管理です。残念ながら1970年から1985年までの川崎病罹患例は当時の診断技術が不十分であったため、後遺症をもったまま成人に達しています。十分な検診体制や循環器内科への橋渡しを確立する必要があります。
成人先天性心疾患
…成人先天性心疾患も確立したフォロー・アップ体制が不十分で、まだシステム化されていません。今後、心疾患者を胎児から成人まで生涯を通して観察していき、成育医療のより一層の充実発展を心がけていく必要があります。
■スタッフ紹介
寺田一也 てらだ かずや
小児科医長
● 小児循環器、胎児心臓病、小児集中治療
小児科学会専門医・指導医/小児循環器学会評議員・専門医/卒後臨床研修指導医/身体障害者福祉法指定医/香川大学医学部非常勤講師

地域に根ざした患者さん主体の小児循環器医療をがんばっていきます。よろしくおねがいします。
大西達也 おおにし たつや
小児循環器内科医長
● 小児循環器、小児集中治療、カテーテル治療
小児科学会専門医・指導医/小児循環器学会専門医/卒後臨床研修指導医/DMAT隊員/ASD,PDA閉鎖栓施行術者/身体障害者福祉法指定医

地元香川の小児医療に貢献できるよう努めます。
宮城雄一 みやぎ ゆういち
小児循環器内科医師
● 小児循環器、小児集中治療、カテーテル治療
小児科学会専門医/DMAT隊員

子供により良い医療が提供できるように頑張りたいと思います。
福留啓祐 ふくどめ けいすけ
小児循環器内科医師
● 小児科、小児循環器
小児科学会専門医

患者さんに寄り添った医療を実践できるように頑張ります。