独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

コラム 臨床研修医が行く!

vol.15 東南アジアでの医療体験

 8月にタイの学会へ参加し、11月にはミャンマーへ医療ボランティアに参加させて頂きました。8月にタイのQueen Sirikit National Institute of Child Health(QSNICH)にて行われた学会へ参加し、さらに院内見学もさせて頂きました。非常に驚かされたのは病院へ集まる症例数の多さです。小児外科では年間2000件の手術が行われ、さらに新生児期の手術も400例行われていました。心臓外科も年間300以上の手術が行われておりました。タイ王立病院であるQSNICHは無料で診療することができ、タイ中から患者が集まってくるため豊富な症例があるのだと思われます。しかし、他方で地方や病院の少ない地域では救命が間に合わない場合も少なくないそうです。まだ地方の環境整備が不十分な状態である等、課題もありましたが今後の発展が予想される国であると感じました。




 11月には岡山医療センター名誉院長の青山先生を中心に結成されたチーム青山2012へ同行し、ミャンマーで医療ボランティアに参加させていただきました。活動場所はミャンマーのマンダレイ管区にあるワッチェ病院です。現地では主に手術に参加し多くの症例を経験させてもらいました。日本の病院では一年に数例しか経験できないような症例がたった四日間で何例も診ることができました。ミャンマーでは日本のように医療保険が整備されておらず、多くの子ども達が病気になっても満足な治療が受けられない状況です。僕が行ったワッチェ病院でも人工肛門を作ったまま何年も根治手術が行われなかった患者さんが大勢いました。僕はまだまだ未熟で勉強不足のことが多く、現地では足手まといではありましたが、次行くときはチームの役に立てる医師になりたいと痛感しました。また機会があれば是非行きたいと考えています。

  

<2012.12>

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