独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

コラム 臨床研修医が行く!

vol.18 なんでもやりたい!

 このページを開いて頂いたみなさん、こんにちは。小児科専修医の江尻勇樹と申します。医師5年目(小児科医3年目)のアタマから「後期研修」の途中で当院へ移ってきて、早いもので1年が経ちました。中讃地区を中心にうどん店には40ほど訪れ、お気に入りの場所が決まってリピーターとなり久しいです。

 私に関してですが、香川へ来る前は、関西の中小規模病院で初期研修はほぼ内科の地域医療に費し、小児科研修も一般的なキャリアとは少し違って、子どもの救急搬送を受けていない小規模の市中病院小児科+こども診療所の外来がメインの研修から開始、プライマリー・ケアの習熟に徹していました。「もう少し重症例や本格的な新生児医療の経験を積みたいけれども、今までやってきた小児一般診療も同時に続けたい」との考えで研修可能な病院を探していたところ、自分がやりたい研修ができそうで、かつオープンに募集をかけている病院はほとんど見当たりませんでした(他の小児病院は重症/専門的医療に特化しており、軽症の一般診療は行っていないところが多かった)。東京の病院は結構敷居が高くて見学可能な日時が完全に決められており、結局仕事の都合が付けられず、一方でこちらは「いつでも見学OK」だったこと、さらには自分と同じような境遇の先輩と偶然話すことができ、ここだったらなんとかやっていけそうだなあと思ったこと、そしてちょうど新病院が開院するにあたって人員募集をしていたこと、などが重なり、現在当院でお世話になっています。1年間やってきて、疾患の多様性と大型連休中の患者数の多さに最初は驚くばかりでしたが、振り返ってみると、前任地ではできなかった新たな経験も数多く、視野が広がったように感じています。入院症例以外にも、それまでは1ヵ月健診しか担当したことがなかった乳幼児健診で、1ヵ月・3ヵ月・1歳6ヵ月・3歳を受け持ち、さらに希望して幼稚園での5歳児健診の研修もさせて頂き、勉強になっています。

 職場外のコミュニティーも大事だと思うのですが、こちらでは行ける時は週1回、隣町までフィンスイミングのクラスに通っています。これまで水泳歴が長い割にバタフライが泳げなかったのですが、フィンの推進力を利用して泳げるようになり、楽しみが増えました。元気なときも、ストレス負荷が大きいときも、泳ぎに集中すると頭の中がリセットされて気持ちの良いものです。

 今まで「浅く広く、なんでもやる」をポリシーにやってきて、結局器用貧乏になってしまっていますが、それは仕事にも表れていて、未だに専門分野を決めきれていません。元々の夢であった国際協力への参加もまだ諦めきれず、腕を磨きながら機会を伺っています。まだまだ若輩者ですので、なんでもやりたい!というわけで、これを読まれた皆さんともぜひお話しさせてもらって、さらに視野を広げたいと思う所存です。

<2014.04>

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