独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

特集 こどもの病気の基礎知識

vol.16 インフルエンザワクチンについて

Q1 インフルエンザの予防接種をしてもインフルエンザに罹ることもあると聞きますが、予防接種は必要でしょうか。

A インフルエンザウイルスは現在、Aソ連型(H 1N1)、A香港型(H3N2)、B型の3種類が同時に、あるいは混在して、さらにそれぞれが毎年変異しながら流行しています。ワクチン株と流行株が一致しないとワクチンの効果が期待できないのですが、最近は一致率が高く、70-80%の有効率が期待できます。インフルエンザに罹ると肺炎、気管支炎のほか、脳症、心筋症、中耳炎などの合併症があります。予防接種により、インフルエンザの罹患が防止できたり、たとえ罹患しても軽かったり、合併症から守られることが期待できます。

Q2 インフルエンザの予防接種はいつ頃受けるのが効果的でしょうか。

A ワクチンは1〜4週の間隔で、2回接種が必要です。1週の間隔でも接種可能とはなっていますが、抗体価の上昇から考えると4週間隔で接種するのが最適です。流行期が通常12月から翌3月頃ですので、できれば12月に2回目の接種を終了しましょう。

Q3 インフルエンザの予防接種は生後何ヶ月から接種できますか。

A 6カ月から可能ですが、乳幼児では、有効率が50%台で、大人ほどには有効ではありません。しかし、乳幼児では脳症を合併することがあり、予防接種でインフルエンザの発症が予防できれば脳症も予防できます。何らかの病気で通院しているお子さんはインフルエンザが重篤になることもあり、接種が推奨されます。また、乳幼児のインフルエンザ予防には、家族内感染防止のため、家族全員のワクチン接種を勧めます。

Q4 卵アレルギーの子どもにインフルエンザの予防接種をしてもいいでしょうか。

A ワクチンにはごく微量の鶏卵由来成分が残っていて、これによるアレルギー症状がまれに起こることがあります。重度の卵白アレルギーのお子さんでは、事前に接種ワクチンによる皮内テストが勧められています。卵アレルギーのお子さんは接種前に相談して下さい。

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