独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

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市民公開講座を開催しました

2015/05/09

 5月9日(土)に、サンポートホール高松で市民公開講座「子どものこころ」が行われました。こどもの医療に関する市民公開講座は、平成20年に同じサンポートホールで開始され、今回で7回目となります。ゴールデンウイーク明けの休日でしたが、四国外からも含め多くの方にご来場いただきました。

 最初に、ミニレクチャーとして、当院の中土井芳弘こどもメンタルヘルス科医長から「心の健康と親子関係」というタイトルで、赤ちゃんから幼児、学童と成長し、思春期を経ておとなになるまでの心の発達と親子の愛着の形成についてわかりやすく話していただきました。つづいて、牛田美幸児童心療内科医長から「子どもへの想像力を」というタイトルで、親子関係がうまくいかなくなる機序について、また、そのような状態に陥った場合の対応についてヒントを与えていただきました。

 後半は、劇団プレイバッカーズによるプレイバックシアター「かつて子どもだったあなたに-Part II-」が行われました。劇団プレイバッカーズは、横浜市を拠点に、こころの中に残る過去の記憶を即興劇として再現する(プレイバックする)ことにより、心象を共有、昇華していく活動を行っている劇団です。当院は香川県子どものこころ診療ネットワーク事業の委託を受けており、今回の公演はその事業の一環として香川県の後援を受けて行われました。
 観客の皆さんに、自身がこどもだった時におとなから受けた記憶、思い出、悩みをお話してみてくださいという問いかけに、何人もの方が壇上に上がられました。語り手(テラー)として話された心象風景は、指名されて本人役を演じる団員を中心に劇団員の皆さんが演じることにより目の前に現れ、感情が揺さぶられました。観客席の皆さんもこどものときの気持ちに帰り、感動を覚え、こどものこころを改めて理解する有意義な時間を共有することができました。複雑化した現代社会では、こころの悩みをもつこどもは増加の一途であり、当院にも多くのこどもが来院します。周りのおとなが自身こどもだった時のことを思い出し、こどものこころに寄り添うことの大切さを改めて感じた一日でした。

 当院は今後も、様々な医療に関する知識と経験を皆様にお届けできる機会を設けていきたいと思います。

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