独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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院長あいさつ

院長あいさつ

院長

院長 中川義信

 新年あけましておめでとうございます。当医療センターが開院して5回目の新年を迎えることが出来ました。日頃より病院運営にご協力いただき、また支えていただいた皆様方に心より御礼申し上げます。

 昨年は実に様々な出来事があり、大変忙しい1年間でした。6月に3回目となるアジア国際小児医学会を開催し、タイ国はじめ東南アジアの各国からたくさんの医療関係者にお越しいただきました。その際には地域の医師会・連携医の先生方をはじめたくさんの方々にご寄付をいただき、運営を支えていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。おかげさまで本学会開催を契機に、地に足の着いた国際交流が行われるようになりました。その効果でしょうか、職員の海外での活躍も増えてまいりました。姉妹病院タイ国クイーンシリキット国立小児病院が開催する小児科医学会への参加、モンゴルへの小児循環器科医師の派遣、ミャンマーへの小児外科医、カンボジアへの医療団、ザンビアへの小児心臓外科医の派遣が実現しました。それぞれ現地で手術の指導をしたり、診療援助を通して活躍してくれました。その他にも多くの職員が様々な国際学会に参加し、業績を発表しています。

 また11月には第71回国立病院総合医学会を高松市で開催いたしました。実に6300名を超える参加者をお迎えし、盛会裏に学会を終えることが出来ました。会員交流会では1000名を超える参加者に対し、附属看護学校ならびに看護部が中心となった当院が誇るフラダンスチームが花を添えてくれました。会期中にはQC活動の最終審査が行われ、うれしいことに当院事務部の「漏れなく請求し隊」が応募していた~医業収益と実診療額の検証を通した請求業務向上の取り組み~がQC活動全国特別優秀賞に選ばれ、楠岡理事長より表彰されました。大変名誉なことでした。天候にも比較的恵まれた2日間でしたが、学会を支えていただいた関係者全員にこの場を借りて感謝いたします。

 新しい取り組みとして国立病院機構では初となる特定行為研修指定研修機関に厚生労働大臣より指定され、呼吸器2区分における研修を開始いたしました。今年は全国から8名の応募があり12月18日に全員無事に研修を終えることが出来ました。今後は得られた知識と技術を生かし、医療現場で活躍してくれることを願っています。

 その他にも病院フェスティバルを企画したところたくさんのボランティアのご協力をいただき、盛大に開催することが出来ました(参加者1250名)。なかでも聖母幼稚園の園児たちによる歌とダンスや、丸亀高等学校の書道パフォーマンス、自衛隊によるミニコンサートなどが盛況でした。また病院内での様々な体験だけでなく、警察車両乗車体験や、地震体験車、自衛隊車両展示なども行われ、子供たちにとっては素晴らしい1日になったと思います。また参加者の皆さんのご協力でエネルギー棟の外壁に讃岐富士をモチーフにした壁画を新しく作成することが出来ました。さらに踏みつけられて痩せてしまった芝生の復活を願い、「こびとの家」を作成し、芝生の中に設置しました。来春には青々とした芝生が蘇ることを願っています。一年一年充実してくるホスピタルアートを皆様方と共に楽しみにしたいと思います。

 今年の移動動物園は、天候の影響でせせらぎガーデンから駐輪場に場所を変更して行いました。また、セイコーエプソン株式会社のご協力で「ゆめ水族園」や日産労連NPOセンター「ゆうライフ21」のご協力で「人形劇 森のカーランコ」等が開催され、入院患者、一般参加者と共に職員も楽しむことが出来ました。どうもありがとうございました。

 病院の運営面では、平成28年度の赤字経営からの脱却を目指して職員が一丸となって頑張ってまいりました。かなり改善されてきましたが、残念ながらもう少しの頑張りが必要な状況です。平成30年度には診療報酬ならびに療養介護サービスの同時改定が行われます。さらに平成29年度から地域医療構想が議論されており、各病院の機能の見直しが始まりました。こうした中、当医療センターでは常に改善を進め乍ら、地域住民の皆様方に信頼される病院を目指してまいります。

 今年は戌年です。戌(犬)は社会性に優れ、古くから人と関わりがあることから、安全・保護・防御・忠誠・献身を象徴すると言われています。地域に開かれた医療センターのさらなる充実と、安全で良質な医療を地域の皆様方に提供できるよう今年も努めてまいりたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

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