独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

コラム 臨床研修医が行く!

vol.06 信頼と責任

 去年の春なんとか国家試験に合格し、医師としての生活をスタートさせました。研修医として麻酔科2か月、大人の内科・外科を善通寺病院で6か月、小児科6か月の研修を終え、現在小児循環器科で研修中です。

 研修中今まで勉強して理解してきたことと、それを実際に行うこととは大きな違いがあることを感じました。たとえば高熱が出ている患者さんに対して、今まで勉強してきたことの知識や新しく勉強したこと、ほかの先生方の処方の仕方などから対症的に解熱剤を処方するのですが、自分が処方箋に記載した薬を患者さんが信頼して服用することを想像すると、その薬で本当に良いのだろうか、他により良いものがあるのではないだろうかとつい考えてしまいます。EBMに基づいた医療だとしても自分が実際行うことに対して大きさはそれぞれですが考えてしまいます。

 外来で診察を行うとき患者さんは診察に協力してくれます。大人の場合は体が不自由な人、皮膚に疾患がある人、手術痕のある人、女性、太っている人、痩せている人、刺青を入れている人、子供の場合はストレスのかかる病院(診察室)にきてもらうこと、ベッドに寝させること、口の中に物を突っ込むことなどいろいろありますが協力してくれます(子供の場合は協力させているのかも…)。信頼があるから協力してくれるのだと思いますが、自分はそれに対して十分な診察が行えているのだろうかと考えます。

 両方に共通している「信頼」に対して、責任が生まれます。そこが大きな違いだと感じました。Aの疾患に対してBと教科書には載っていますが、国家試験で答えるのと実際に処方するのとでは違うなぁ。この感覚は勉強し経験を積んでいくことで小さくはなっていくものとは思いますが、小さいなりに医師をしている間はずっと持ち続けるものなのだろうと思います。信頼されるからやる気が出てくるものなのだ。医師という職業は結構はりのある仕事だと思います。

 まずは信頼される医師になり、それに対して安心を与えられる医師になることを目標とし日々頑張っていきたいと思っています。まだまだ未熟者ですがこれからもよろしくお願いします。

 7月12日現在徳島ヴォルティスは8位。今年のヴォルティスは生まれ変わりましたね。スカパーもほどほどに、夏は鳴門に応援いきますよ~。

<2009.7>

・・・現在は後期研修医として、引き続き頑張っています。

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