独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

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おひさまつうしん

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第71回国立病院総合医学会の開催報告について

2017/11/10、11

 この度、第71回国立病院総合医学会は平成29年11月10日(金)、11日(土)の2日間、香川県高松市の「サンポートホール高松、かがわ国際会議場、JRホテルクレメント高松、レクザムホール、香川県立ミュージアム」の5施設を会場として開催いたしました。

 今回は、中国四国グループが担当となり、約20年ぶりに四国地方において開催する運びとなり、収容施設数、アクセスなどを考え、香川県高松市を開催地として選定し、四国こどもとおとなの医療センターが会長施設、高知病院が副会長施設、更に中国四国グループ、中国四国グループ内の各施設にご協力を頂きながら、1年以上前から開催準備を進めてきました。

 前回学会が観光立県の沖縄県で行われたことから、翌年の参加者数の減が心配されたところですが、蓋を開けてみると事前参加登録者5,274名、当日参加者1,061名となり、合計6,335名の参加者となり、大変嬉しく思っております。

 今学会のテーマは「道-明日へ-国立医療の未来を拓く」とし、四国には本州へ架かる連絡橋がありますが、これらの橋は未来へつながる「道」でもあります。そして、四国には弘法大師ゆかりの『四国霊場八十八ヶ所』があります。世界中から「お遍路さん」と呼ばれる巡礼者が遍路道を歩きながら、道行きで出逢う人や景色、あらゆるものに影響されながら、ゆっくりと変容し、回復、そして再生してゆきます。病院もまた、病める人に「治療を施し」「回復を促し」患者一人一人の再生へのプロセスに寄り添う場所であるため、テーマを「道」とし、国内外へ道を繋ぎ、医学の道・看護の道、それぞれの目指す人生の道を明日へ繋ぐため、そして国立医療の未来を拓くため意義のある学会にしたいと考えました。

 1日目の11月10日(金)の開会式は、椎葉厚生労働省大臣官房審議官、浜田香川県知事、加藤高松市副市長、久米川香川県医師会長、中村香川県看護協会長にご臨席頂き、ご祝辞を頂きました。そしてオープニングリマークスとして、当機構の楠岡理事長より「国立病院機構における喫緊の課題-国立病院機能の再興に向けて-」というテーマに沿って国立病院機構の再興に向けて進むべき道をお話し頂きました。それから、特別講演1として、青色LEDを発明したことでノーベル物理学賞を受賞されたカリフォルニア大学教授の中村修二先生をお招きし、「LED開発までの苦労-日本とアメリカの違い-」をテーマとして、LED開発までのご苦労を交えてお話を伺いました。

 2日目の特別講演2では、市民公開講座として、リオで開催されたパラリンピックの車いすラグビー日本代表主将を務められました池 透暢選手にお越し頂き、「走り続けたから掴めた」というテーマで、交通事故で障害をもってから、車いすラグビー日本代表として活躍されるまでの、苦難を乗り越えていく姿、車いすラグビーでのタックルの実演を交えて、その中で学んだことをメッセージとして来場された多くの方々にお話し頂き、講演終了後には、握手会も行って頂き、大盛況でした。

 また、教育講演として、全国で地域医療構想が推進されている中で、厚生労働省の椎葉大臣官房審議官に詳細な構想についての教育講演を頂き、地域医療の将来についてのお話が伺えました。その他にも学会参加者からの一般演題2,452題(口演発表700題、ポスター発表1,752題)の応募を頂き、36のシンポジウム、17のランチョンセミナーとなり、どの会場でも活発な議論が行われていました。一方、サンポートホール高松及びレクザムホールでの企業展示においては、47社の企業様に54ブースの展示にご協力頂き、医療機器、医療用品、医療情報システム等の情報発信を頂き、こちらも大盛況でした。

 その他天候が危ぶまれた全員交流会は、玉藻公園桜の馬場において、看護職員、看護学生などのチームによるフラダンスのアトラクションで盛大な盛り上がりの中、約1,000名程の参加者のもと、活気のあふれる交流会となりました。そしてアートによるお接待と題して、医療現場におけるホスピタルアートの事例紹介、大規模災害に対する災害医療の写真展示、おもてなしコーナーでは、地元の讃岐うどんの無料提供など本学会ならではの演出が出来たと思います。

 閉会式には、中川会長、大串副会長の挨拶後、今学会イベントとして「アートは医療の応援団です」というテーマでホスピタルアートの展示を行い、期間中に似顔絵セラピストの村岡ケンイチ様に医療従事者の皆様方の似顔絵を応援旗に描いてもらい、その応援旗を第72回国立病院総合医学会の会長の小西院長に中川会長からバトンいたしました。

 最後に準備から運営に際し、多くの職員、看護学生、地域の皆様、各企業の皆様方にご協力を頂きました。心から深く感謝を申し上げます。

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